蓮屋 hasunoya について
 このホームページは、管理人が学生だった2002年の秋に出来ました。

当時関西の某大学4回生だった自分は、卒論を目前に控えながら半ば逃避のように「若者のためのキモノサイト」を作りこんでいって

いました。

その勢いで、某有名和装製造卸問屋に就職を願い出たところ、1月というあまりに非常識な時期に、翌年度の新規採用を頂くことが出

来ました。

が、しかし紆余曲折あって地元宮崎に帰ることになり、泣く泣くお断りをするに至った経緯があり、キモノへの情熱は商売人という関わり

方を持つことなく自分の中にグルグルと渦巻いていたのでした。

 その思いを綴っていって蓮屋 hasunoyaは成長していき、沢山の友人に出会うことも出来ました。そしていつの日か息切れを覚え、更新

も長く滞る時期があり充電期間をおき、今改めて当時の気持ちを思い出してこうして再びPCに向かっています。自分以外が読んだとし

ても何の感慨も湧かないことをつらつら書いていますが、いずれ読返したときのための覚え書きと思って残しておくことにします。


 さて、管理人がネットをはじめたのは2001年。雨の少なかったその夏に突然キモノ熱が高じまして、早速情報を集めるべく検索をかけ、

20代のフィーリングとキモノのマッチングを図るべく縦横に動き回っておりました。そこではじめて世のキモノ事情の端っこを掴んだ次第。

知りたい情報は大抵探せるインターネットですが、当時その量は今よりずっとず〜っと少なかったので、色々とわからないことが多いまま

失敗を繰り返しながらハマっていったのを覚えています。


 何故ワカモノ向けのキモノ情報がこんなに少ないんだって感じていたあの頃から5年が経とうとしています。その間キモノを取り巻く環境

もずいぶん変わったなと感じています。選択肢も増え、全国にキモノファンと呼ばれる方も明らかに増えている様子。

少しでも誰かのとっかかりになればと思いつつ、楽しみながら作ってきた蓮屋 hasunoyaですが、ここでもう一歩成長した姿に変えていき

たいと思いました。


 これからも、様々な角度からキモノ好きな一個人の世界を発信し続けていきたいと思います。

そしてそれがどなたかの関心を惹き、またキモノを楽しむ材料になるのなら、それはそれは大変幸せなことです。

            2006年 春  蓮屋 記